Claude Code に AWS コストを PR 上で試算させる¶
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概要¶
TerraformやECSタスク定義の変更に対して、Claude CodeでAWS月額コスト影響をPRコメントとして自動算出するMNTSQの取り組み。 既存のClaude Codeレビューとは別ワークフローに分け、対象パス、concurrency、プロンプト、GitHub CLI、Reusable Workflowを組み合わせている。 リポジトリ固有の文脈を自然言語で渡すことで、共通ワークフローを複数リポジトリへ展開している点が実務的。
本文¶
背景¶
AWS上のマルチテナント構成をTerraformで管理しており、インフラリソースやECSタスク定義のCPU・メモリ変更がPRとして上がる。 これまでは、料金表を手で見て試算するか、試算せずにマージするかになりがちだった。
Claude CodeによるPRレビューを既に導入していたため、コスト試算もPR上で自動化する流れになった。
実装方針¶
- 既存のコードレビューワークフローとは別に、コスト試算用ワークフローを作る
- Terraformに触れるPRだけで発火するように
pathsを絞る - レビューコメントとコスト試算コメントを混ぜない
- concurrency groupを分け、レビューとコスト試算が互いにブロックしないようにする
- Claude Code CLIを直接インストールし、プロンプトをファイル経由で渡す
プロンプトの骨子¶
gh pr diffでPR差分を取得する- 追加、変更、削除されるAWSリソースを特定する
- 必要に応じて変更ファイルを読み、リソース設定値を確認する
- リージョン別の料金を前提に月額コストを試算する
- 結果をPRコメントとして投稿する
対象リソースとして、ECS Fargate、Lambda、EC2、RDS、ElastiCache、DynamoDB、S3、EBS、EFS、NAT Gateway、ALB/NLB、VPC Endpoint、OpenSearch、CloudWatch、CloudFront、WAFなどを列挙している。
横展開¶
Reusable Workflowを使い、共通の試算ロジックはテンプレートリポジトリに寄せる。
各リポジトリ側はCallerとして、タスク定義やTerraformの置き場所などの repo_context を自然言語で渡す。
これにより、構造解析ロジックをリポジトリごとに実装せず、プロンプト文脈で差分解釈を補助できる。
要点¶
- LLMは「差分から影響リソースを読み取り、料金体系に照らして概算する」作業と相性がよい。
- レビューとコスト試算は目的が違うため、ワークフローを分けるのが運用上きれい。
- Reusable Workflowと自然言語のリポジトリ文脈を組み合わせると、全社展開しやすい。
- PR上でコスト影響を見える化すると、マージ前にコスト判断ができる。