コンテンツにスキップ

Advisor / Mentor / Sponsor の違い(原文)

先日、マネージャーから 「次は昇格してもおかしくないので推薦書書きます」と言われた。 ただし、approval が通るかは別の話。 この話を聞いた瞬間、最初に思ったのは喜びじゃない。 "遅すぎたな" だった。 もちろん、ここに来るまで楽ではなかった。インパクトのあるプロジェクトもリードし、障害対応も散々やった。評価も悪くない。 それでも思う。 これは2年前に起きていてもおかしくなかった。なぜ起きなかったのか。 少し前、VP とキャリアの話をしたときに言われた。 社内社外で自分の Advisor、Mentor、Sponsor をちゃんと区別できてるか?この動画見ろよ その瞬間、詰まった。 この三つが同じ人でよいと思ったが、役割は違うから大間違いだった Advisor:意思決定を助ける人 Advisor はこういう存在。 キャリアの分岐点で相談する相手 転職、昇進、オファー判断の壁打ち 利害関係が薄いほど価値が高い 特徴は一つ。 評価も昇進も決めない。 視点をくれるだけ。 判断の質は上がるが、立場は動かない。これは社外の人でもいいけど社内にもいるとやりやすい Mentor:成長を助ける人 Mentor はもっと身近。 スキルや考え方を教えてくれる フィードバックをくれる 自分より少し先を走っている人 Mentor がいると、成長スピードは確実に上がる。自分にとってはmentorはテックリードや他のスタッフエンジニアの方々。自分より経験や知識のある方。 でも、ここも重要。 Mentor はあなたを評価の場で推さない。 Sponsor:キャリアを前に動かす人 Sponsor は、Advisor や Mentor とはまったく別の存在。 評価会議に参加している 昇進や役割変更に影響力を持っている あなたがいない場で、あなたの名前を出す人 重要なのはここ。Sponsor は相談相手でも教育係でもない。 評価の場で、「この人は次に上げるべきだ」と、自分の信用を使って言う人。 だから Sponsor は、お願いして作るものではない。どうやって生まれるかというと、“この人を Sponsor にしよう”と狙って作るというより、結果としてそうなる。 自分の場合、Sponsor になったのは直属のマネージャーではなかった。他チームを管轄している Director クラスの人で、評価会議にも必ず参加している立場の人。最初から昇進の話をしたことは一度もない。 やったのはこれだけ: その人が責任を持っている領域で誰もやりたがらない、でも失敗すると痛い問題を引き受けて最後まで責任を持ってやり切った その過程で、 進捗や結果を淡々と共有して信頼関係をつくっとく ある時、その人から言われた。「この前の件、評価会議で名前出しておいたよ」 この一言で、初めて理解した。 ああ、これが Sponsor なんだと。 雑談が多いかどうかも、1on1 をしているかどうかも、正直関係ない。 Sponsor が見ているのは一つだけ。 「この人を推しても、自分の判断は間違っていないか」。 だから Sponsor は一番作るのが難しい。でも、一番キャリアを動かす。 Advisor と Mentor がいても、Sponsor がいなければ、キャリアは本当に前に進まない。 皆さんもキャリアのAdvisor, MentorとSponsorを見分けることができたでしょうか